腕時計

娘が持ってきた「受験のしおり」に「試験会場には時計がありません」とあった。
試験中に残り時間が解らなければまずかろうと親心を発揮したが、我が家にはまともに動く腕時計が存在しない。自分も普段からつける習慣がないのだが、家族全員ほとんどつけていない。職人家族なので、作業中は時計が邪魔なのだ。
なんとか探し出した腕時計はことごとく電池切れで動かない。電池交換にホームセンターへ行くと「コレはここではできませんので、時計専門店へ持って行ってください」とのこと。そんな高級腕時計だったとは知らなかった。そしてどんな高級腕時計も電池が切れたらただのゴミなことも知らなかった。
どう考えても電池交換経費よりも安いと思われる腕時計がたくさん売られていたハードオフで一本買って帰る。これを機に高校受験会場の教室には壁掛け時計を完備していて欲しいものだ。
じつは電池を使わない腕時計が一台だけあるのだが「お父さんコレどう使うの」「電池はいらないのだが、リューズを巻いてな...」「なにそれ?」そうだよな竜頭なんて言葉はすでに死語だよな...