「ねじまき少女」パオロ・バチガルピ

 通常ねじまき少女は単体では動けないが、人間によって螺子を巻かれると動く。しかし、それだけでは不十分であり、人間から力を貰わなければ能力を完全に発揮出来ない。そこで、人間から力を貰う為の儀式が契約である。ねじまき少女が付けている物と同じ薔薇の指輪を貰って嵌め、それにキスをする事で成立する。契約をした人間は契約者(マスター)、媒介(ミーディアム)と呼ばれる。但し、水銀燈に限っては契約の有無に関係なく、人間から力を奪う事が出来る(しかし指輪を嵌めさせた方が、力の供給がしやすく便利らしい)。

...というのはwikiからのパクリであり、そんなファンタジーなお話しではないねじまき少女。ていうか、どっちが先よ。ローゼンメイデンのパクリ?(ところでローゼンメイデンって読んだことないんだ、自分)

その年のSFの賞を総なめにしたというとんでもない作品というふれこみ。ひょっとしてその年はかつてない不作な年だったんじゃないかと思えるほど「んん〜まあ、いいんじゃない」てな感じかな。(←かなりえらそう)

ねじまき少女はねじを巻きません。
ねじまき少女は本編中に一度も「ねじまき少女」とは呼ばれません(通常は「ねじまき娘」と呼ばれる)
ねじまき少女は遺伝子操作で作られた新人類です。
ねじまき少女はかなり悲惨な目に会い続けます。
ねじまき少女はある日とうとう切れちゃいました。
ねじまき少女おおあばれ。
国家破綻。
おおざっぱなお話しはこんな所。ねじまき少女はホント悲惨な目に会い続けますから、かなり落ち込むこと必至です。

ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)

ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)

ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)

ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)