プロレタリア文学を読め

 荒俣宏プロレタリア文学はものすごい』に影響されて、一時その手の本を読もうと図書館を探したが、案外なかったりした。全集が一冊だけあっただけ。先日日記で「一杯のかけそば」探している時に偶然見つけたこのサイトの自分史。この何とも言えないプロレタリア文学風の文章と、自作の挿し絵が、自分の感性にピタリとはまる。つい読みふける。「またもらったのか?」と笑われそうだが、例によって図書館の無料お持ち帰りコーナーからもってきた「朝鮮女工哀史」もなかなかスゴイ内容だったが、彼の自分史も割と近い。てか、このころの日本ってハンパでなく貧富の差が激しかったのですね。「朝鮮女工哀史」ではだまし取られた土地に課せられた地税が作付けの9割...9分じゃなくて。十二国記の慶国和州止水郷都拓峰も真っ青(ここは7割)むちゃくちゃである。あ、教科書改変論者じゃないっす、自分。プロレタリア文学をもっと読みたいだけです。
 ぶつけどころのない怒りにモンモンとしているのかも知れない。