久しぶりにバローズ

昨日は東京へ所用で行ってきたのだが、かなり暇な時間があったので、町中をあてもなくうろうろしていた。すると古本屋があった。最近読みかけの本「古本探偵の冒険」の影響もあって、ちょっとのぞいてみた。
まさか食指が伸びるような本はあるまいと思っていたのだが、ソコはブックオフなどの量販古本屋とは違う正当古本屋。あるわあるわ...古エロ本が大量に(←おいおい)いやその大量のエロ本の中に混じってかなりおもしろそうな本がぞろぞろある。とはいえ基本的に古本蒐集などという趣味は無く、むしろ1回読んでしまえばそれで満足という自分には「読みたい」本はあっても「買いたい本」はほぼ皆無であった。
...皆無のはずだったのだが、見つけちゃいました。ご存じ、東京創元社発行のエドガー・ライス・バローズの「火星シリーズ」合本版(三冊の単行本を一冊にまとめたもの)だ。しかも地元図書館に蔵書が無く未読状態だった「火星の秘密兵器」を含む本だった。
ああ、これを読めば火星シリーズをようやくコンプリートできると喜んだが...手に取ってみると東京創元社お得意の「文庫の値段じゃねえよ」な定価¥1,800-もちろんソコはブックオフおなじみ¥105-コーナーではなった。
定価の半額の¥900-...やっぱ古本文庫の値段じゃねえよ...
しかも読んでいないのは「火星の秘密兵器」だけで、そのほかに収録されている「火星の透明人間」と「火星の合成人間」はすでに読了済み。この未読の「秘密兵器」の為だけに¥900-が出せるのか自分?う〜ん悩んでしまい、いったん古本屋を出ることにした。
その後、街の中を一時間近く放浪しつつ「買うべきか、買わざるべきか」めいっぱい悩んでしまったが...やがて、¥900-の買い物に一時間も悩んでいる自分が実にばかばかしくなってしまい、先の古本屋へ逆戻り「これください」と店員さんに速攻で手渡して購入。
さて最後の火星シリーズ、その感想は?
いずれ読み終えたら描きます。