「世界征服は可能か?」岡田斗司夫
表題にあるテーマをオタク的観点からぶった切った作品。結論を言えば「せっかく世界征服するのだから、征服後の世界をどうするかくらいなビジョンは持っておけ」ということ。コレをどうこう言うつもりはないが、世界征服って理不尽なところがいいのではないか?死ね死ね団(レインボーマン)が日本を征服して、日本人の全員皆殺しを計って、誰もいない日本列島でミスターKが仁王立ちして「私は等々日本を征服した」と叫んだとしても、ソレは侵略者の自由だ。
無理だけど。しかも日本だけだし、世界征服じゃないし。
結局世界征服しようとしたら、それなりに福利厚生とかして、国民一人一人を裕福にしてあげないと、為政者としても暮らしにくい世界ができるだけであるから、世界征服をたくらむくらいなら、征服後もしっかり住みやすい世界になるようにしなければならない。
そこまでいっちゃうと、征服側からすると逆に理不尽だし。
結局「世界征服をたくらむショッカー」は「次世代政権を狙う某政党」とあまり変わらないことになる...適当に書いちゃったが、ひょっとして地雷をふんじゃったのかも知らないな、自分。
- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 新書
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