涼宮ハルヒ


...ええと、誰だっけ作者。これだけ有名なシリーズなのに、とっさに作者の名前が出てこないのが悲しい。多分自分だけではないだろう。
いい年こいてライトノベル。いやもうおもしろければ何でもいいんだ自分。ちなみに図書館には「ヤングアダルトコーナー」ってのがあって、ソコに陳列されている本は結構おもしろいラインナップだったりする。
さてハルヒだが、この国民的ラノベを読まないわけにはいかないと、図書館から全巻借りて読了した。しかし話は途中で終わっていた。何と最近その続きが刊行され、予約だけでラノベ史上最高の売り上げ冊数(上下巻あわせ100万部...水嶋ヒロ真っ青)を記録したようだ。
今更その内容をどうこう説明するのも恥ずかしいが、つまりこの世界の神がハルヒで、彼女の思ったとおりに世界が構成されてしまうという究極SFなのだ(多分)とりあえず既刊分はすべて読んだが、メチャクチャ尻切れトンボで話が終わっているので、コレはぜひ最新かを読まなくてはと思う。しかし購入する気にはなれない...よってまた図書館に予約を入れることになるのだろうけど、中高生の少年達にまじり来年50のいいオヤジがハルヒなど....と自虐的になる。
この物語はバラエティーに富んではいるが、読み終えたアト結局なにも頭の中には残るモノがないという一種清々しいまでの爽快感がある(←そうか?)そんな中でも一つだけ非常に心に残ったハルヒのセリフがある。それは...
「黒死館とかリラ荘とか纐纈城とか」
夏休みだったかに、ともだちの孤島の別荘へ行ったときに、その別荘の名前は何かとハルヒが尋ねたモノだ。
一体この作者は誰に向かってこういった問いかけを投げかけるのか?少なくともラノベヘビーユーザーは誰も知らんぞこれらの本は。ちなみに全部読んだけど自分、エヘン!!
黒死館殺人事件」「リラ荘事件」「神州纐纈城」すべて名作だが、すべて一癖(てか、一癖ないのはリラ荘事件だけ)実はハルヒ読んでいる最中「リラ荘事件」だけは読んでいなかった自分は、悔しくて即図書館から借りて読了した(←大人げない)名作だった(後日感想書きます)
この作者は読者がどういった年齢層かなんかは全く関係なく、自分の書きたいことを書きまくっているだけなのではないか?その結果そこかしこにちりばめられる「謎かけ」を解読する、読書とはちょっとシフトがずれた楽しみが若い読者に受けているのかもしれない。アニメ版では同じ話を違う監督で8本作り、それを毎週放送して、視聴者が先週との差違を血眼に探すという、あり得ない展開までやってのけてそうだし...やっぱ50ちかいおじさんにはチョット理解しかねる社会現象なのであろう。
ところで、作者は誰だ.....↓参照

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)